常盤公園 宇部の木
宇部市には常盤公園という、大きな公園があります。公園と言っても、滑り台やブランコ・砂場はなく、代わりに植物園・動物園・湖・遊園地・石炭記念館等々盛りだくさんの広~い公園です。
一時期ペリカンの “カッタ君” で有名でしたので、県外の方でご存じの方もいらっしゃるのではないでしょうか。
そしてこの常盤公園では、UBEビエンナーレ受賞作品をはじめ、多数の作品が展示されていて、野外彫刻作品を園内を散策しながら楽しめるようになっています。
今日はその中で、私の印象深かったものを一つご紹介したいと思います。
スマホで撮影したのですが、見づらくてすみません(__;)
普通に歩いていると、突如現れた切り株。近づいてみると。。切り株周辺の土がなくなり、透明の板の下で無数に伸びた根っこが!
あとで調べてみると
第26回UBEビエンナーレ(現代日本彫刻展)大賞
作品名 宇部の木
作家 竹腰 耕平
野外彫刻の1つだとわかりました。しかも大賞受賞作!
芸術に疎い私でも、初めて見たときに感動にもそしてゾクっとする恐れにも近いなんともいえない気持ちを抱き、しばらく吸い込まれるように見ていました。
普段私たちは土の上からしか見ることができません。ただ1本の木が生えているくらい、もしくは木が生えていることさえ大して気にもとめずにいるとおもいます。でも土中を見ると、大きな木を支え生きる為に一生懸命無数の根を張り巡らせ・・・。この当たり前のことがとてつもないことのように感じられました。
いつもとは違う、なんだか不思議な感覚を味わうことができました。いつもぽや~っと生きている(?)ので、こんな時間も大切だなーっと思えた瞬間でした。
皆様もお近くに来られた際は是非1度ご覧になってみてください(^_^)